家庭の蛇口から出る水道水をより安全においしくしてくれる浄水器ですが、初めて購入する場合、どのようなポイントで選べばいいのでしょうか。また、価格も気になるところです。水道水は殺菌処理するために塩素が使われており、蛇口から出る水にも残留塩素が含まれています。浄水場では源水からカドミウムやヒ素、大腸菌などの有害物資が安全基準以下になるように処理されてはいますが、飲料用には市販のミネラルウォーターを使用する家庭が一般的になっています。
また、近年は家庭の蛇口や給水栓に取り付ける浄水器の利用者も増えています。浄水器は水をフィルターに通すことによって塩素や有機物、カルシウムなどを除去し、水道水を安全でおいしい水に変えてくれます。浄水器の種類としては蛇口にそのまま取り付ける「蛇口直結型」、シンク(洗い場)に設置する「据え置き型」、シンクの下に設置する「アンダーシンク型」、専用の容器に水を入れて使用する「ポット型」などがあります。蛇口直結型は安価で取り付けも簡単。
価格も2000円~5000円と手ごろですが、カートリッジの交換時期は2~4ヶ月と短めです。据え置き型はカートリッジの交換時期が長く性能も高い分、価格は3万円以上とやや高額です。アンダーシンク型は据え置き型と機能は似ていますが、シンクがすっきりします。価格は2~10万円です。
ポット型は使い方が簡単ですが浄水に要する時間は長めです。価格は2000円~6000円です。