家庭用の浄水器にはいくつかのタイプがあり、種類によってメリットやデメリットがあり、価格にもそれぞれ違いがあります。浄水器のタイプ別の特徴、価格帯を見てみましょう。「蛇口直結型」は水道の蛇口に直接取り付ける浄水器で、取り扱いが簡単で最も多く流通しているタイプです。コンパクトで邪魔にならないのが特徴で価格は2千円~5千円と手ごろ。
ただし他のタイプに比べ塩素などの除去機能は高くなく、カートリッジの寿命も2~4ヶ月と短めです。「据え置き型」はシンクトップ型とも呼ばれ、キッチンに置いて使用するタイプです。スペースは取ってしまいますが浄水能力は高く、フィルターの寿命は6ヶ月~1年と長めです。塩素やその他の含有物質を除去するだけでなく、水をおいしくする機能を備えたものもあります。
価格は3万円~と蛇口直結型に比べ高額で、機能重視の機器と言えるでしょう。同じく機能重視型で、なおかつキッチンのスペースを取らないタイプが「アンダーシンク型」です。システムキッチンの場合はあらかじめ備え付けられている場合もあります。浄水性能が高く、フィルターは1年ほど使い続けることが可能。
設置には工事が必要なケースもあり、価格帯は2万円~10万円と幅があります。「ポット型」は水差し状の容器に水道水を注ぎ、中のカートリッジで浄水するタイプ。使い方や手入れが簡単ですが、浄水能力は高くなく、浄水に時間がかかるのがやや難点。2千円~6千円で販売されています。